“禅定”のいろいろな読み方と例文
旧字:禪定
読み方割合
ぜんじょう78.6%
ぜんぢやう14.3%
ぜんじやう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてその容貌の魁偉かいいにしていかにも筋骨のたくましきところは、ただその禅定ぜんじょうだけやって坐って居るような人と見えないほどの骨格の逞しい人で
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
どことなく湿りを帯びて冷々とする大気のなかに、草木はしづかに禅定ぜんぢやうにでも入つたかのやうに身じろぎ一つしない。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
大覚世尊たいかくせそん(釈迦)が年七十二の時、法機やうやく熟して法華爾前にぜんに於ける権実ごんじつ両教の起尽を明かにするため無量義経むりやうぎきやうを説き「四十余年未顕真実みけんしんじつ」と喝破して静かに禅定ぜんじやうに入つた話は仏者の間に有名であり
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)