“ぜんぢやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禪杖33.3%
禅定33.3%
禅杖16.7%
禪定16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕廻(しま)つて休むが好(いゝ)といふに下男彌助何さま然樣(さやう)致さんと早々に見世を片(かた)つけ今(いま)戸を建(たて)んとする處へ見上(みあぐ)る如き大兵の武士鐵(てつ)の禪杖(ぜんぢやう)を引さげつか/\と這入(はひり)來り是々若いもの酒を一升かんを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
或(あるひ)は、仏(ほとけ)の御龕(みづし)の如(ごと)く、或(あるひ)は人(ひと)の髑髏(どくろ)に似(に)て、或(あるひ)は禅定(ぜんぢやう)の穴(あな)にも似(に)つゝ、或(あるひ)は山寨(さんさい)の石門(せきもん)に似(に)た、其(そ)の岩(いは)の根(ね)には、一(ひと)ツづゝ皆(みな)水(みづ)を湛(たゝ)へて、中(なか)には蒼(あを)く凝(こ)つて淵(ふち)かと思(おも)はるゝのもあつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
僧異(あや)しと見て、六四枕におきたる禅杖(ぜんぢやう)をもてつよく撃(う)ちければ、大きに叫んでそこにたふる。この音に六五主(あるじ)の嫗(うば)なるもの灯(あかし)を照し来るに見れば、若き女の打ちたふれてぞありける。
それは蜜柑(みかん)箱を經机に、その上に有難い經文を載(の)せ、半紙一杯に幾つかの戒名(かいみやう)を並べて、手に數珠を絡(から)ませ、半眼に眼を閉ぢて禪定(ぜんぢやう)に入つたやうに、鎭まり返つた下男圓三郎の姿だつたのです。