“石門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきもん90.9%
いしもん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お杉が照す蝋燭の淡い光を便宜たよりに、市郎は暗い窟の奥へ七八けんほど進み入ると、第一の石門せきもんが眼の前に立っていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
興聖寺の石門せきもんは南面して正に宇治の急流きゅうりゅうに対して居る。岩をり開いた琴阪とか云う嶝道とうどうを上って行く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いま、躑躅つつじさき石門いしもんのなかへ、ひとりの百姓をしばりつけてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)