“急流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうりゅう57.1%
きふりう28.6%
きうりう7.1%
はや7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足(あし)もとの下(した)は、すぐ千じんのそことなって、急流(きゅうりゅう)が白(しら)ぎぬをさくように、みだれちらばっている石(いし)につきあたって、しぶきをあげています。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
湯(ゆ)の宿(やど)と、湯(ゆ)の宿(やど)で、川底(かはそこ)の巖(いは)を抉(ゑぐ)つた形(かたち)で、緑青(ろくしやう)に雪(ゆき)を覆輪(ふくりん)した急流(きふりう)は、颯(さつ)と白雲(はくうん)の空(そら)に浮(う)いて、下屋(げや)づくりの廂(ひさし)に呑(の)まれる。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
其(そ)の苔蒸(こけむす)す欄干(らんかん)を葉(は)がくれに、桁(けた)を蔦蔓(つたづる)で埋(う)めたのが、前途(ゆくて)に目(め)を遮(さへぎ)るのに、橋(はし)の彼方(かなた)には、大磐石(だいばんじやく)に堰(せ)かれて、急流(きうりう)と奔湍(ほんたん)と、左(ひだり)より颯(さつ)と打(う)ち、右(みぎ)より摚(だう)と潜(くゞ)り、真中(まんなか)に狂立(くるひた)つて
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
こうしてこの一群の立ち去った後は、嶮しい山と急流(はや)い渓川(たにがわ)とで、形成(かたちづく)られている十津川郷の、帯のように細い往来には、人の影さえまばらであった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)