トップ
>
苔蒸
ふりがな文庫
“苔蒸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こけむ
97.4%
こけむす
2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こけむ
(逆引き)
そこに預けて置いた弓の道具を取出して、私は学士と一緒に
苔蒸
(
こけむ
)
した石段を下りた。静かな矢場には、学校の仲間以外の顔も見えた。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
真の夜泣松は、汽車から来る客たちのこの町へ入る本道に、古い石橋の際に土をあわれに
装
(
も
)
って、石地蔵が、
苔蒸
(
こけむ
)
し、且つ砕けて十三体。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
苔蒸(こけむ)の例文をもっと
(38作品)
見る
こけむす
(逆引き)
其
(
そ
)
の
苔蒸
(
こけむす
)
す
欄干
(
らんかん
)
を
葉
(
は
)
がくれに、
桁
(
けた
)
を
蔦蔓
(
つたづる
)
で
埋
(
う
)
めたのが、
前途
(
ゆくて
)
に
目
(
め
)
を
遮
(
さへぎ
)
るのに、
橋
(
はし
)
の
彼方
(
かなた
)
には、
大磐石
(
だいばんじやく
)
に
堰
(
せ
)
かれて、
急流
(
きうりう
)
と
奔湍
(
ほんたん
)
と、
左
(
ひだり
)
より
颯
(
さつ
)
と
打
(
う
)
ち、
右
(
みぎ
)
より
摚
(
だう
)
と
潜
(
くゞ
)
り、
真中
(
まんなか
)
に
狂立
(
くるひた
)
つて
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
苔蒸(こけむす)の例文をもっと
(1作品)
見る
苔
漢検準1級
部首:⾋
8画
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
“苔”で始まる語句
苔
苔桃
苔生
苔蘚
苔原
苔石
苔虫
苔香園
苔縄
苔取
“苔蒸”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
鈴木大拙
島崎藤村
泉鏡花
水上滝太郎
内田魯庵
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
石川啄木
江戸川乱歩