“狂立”の読み方と例文
読み方割合
くるひた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(そ)の苔蒸(こけむす)す欄干(らんかん)を葉(は)がくれに、桁(けた)を蔦蔓(つたづる)で埋(う)めたのが、前途(ゆくて)に目(め)を遮(さへぎ)るのに、橋(はし)の彼方(かなた)には、大磐石(だいばんじやく)に堰(せ)かれて、急流(きうりう)と奔湍(ほんたん)と、左(ひだり)より颯(さつ)と打(う)ち、右(みぎ)より摚(だう)と潜(くゞ)り、真中(まんなか)に狂立(くるひた)つて
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
其(そ)の犬(いぬ)どもの、耳(みゝ)には火(ひ)を立(た)て、牙(きば)には火(ひ)を齒(は)み、焔(ほのほ)を吹(ふ)き、黒煙(くろけむり)を尾(を)に倦(ま)いて、車(くるま)とも言(い)はず、人(ひと)とも言(い)はず、炎(ほのほ)に搦(から)んで、躍上(をどりあが)り、飛蒐(とびかゝ)り、狂立(くるひた)つて地獄(ぢごく)の形相(ぎやうさう)を顯(あらは)したであらう
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)