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急流
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きゅうりゅう
ふりがな文庫
“
急流
(
きゅうりゅう
)” の例文
足
(
あし
)
もとの
下
(
した
)
は、すぐ千じんのそことなって、
急流
(
きゅうりゅう
)
が
白
(
しら
)
ぎぬをさくように、みだれちらばっている
石
(
いし
)
につきあたって、しぶきをあげています。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『ムタラ川の
急流
(
きゅうりゅう
)
では、
水車
(
すいしゃ
)
がまわりだしますよ。』と、
婦人
(
ふじん
)
は言ったが、いらいらしてきたので、ほおは赤くほてってきた。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
かみての
急流
(
きゅうりゅう
)
のところ、それを村の人たちは滝といって、滝の下の淵をきれいなものとして、よこてに小さな石のほこらなどがまつってありました。
山の別荘の少年
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
興聖寺の
石門
(
せきもん
)
は南面して正に宇治の
急流
(
きゅうりゅう
)
に対して居る。岩を
截
(
き
)
り開いた琴阪とか云う
嶝道
(
とうどう
)
を上って行く。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
いつもごみばかりの
川
(
かわ
)
には、
滔々
(
とうとう
)
として
急流
(
きゅうりゅう
)
がうなり、なみなみと
水
(
みず
)
があふれて、そのうえ、いろんなものが、
後
(
あと
)
から
後
(
あと
)
から
流
(
なが
)
れてくるからでした。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
そしてすぐに、あわ立つ
急流
(
きゅうりゅう
)
のまんなかの岩の上に、ガンたちが立っているのを見つけました。これでは、こんどもまた近づくことができないのです。でも、どうしてもあきらめることができません。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
最後
(
さいご
)
に、
彼
(
かれ
)
は、この
石
(
いし
)
の
上
(
うえ
)
に
下
(
お
)
りて、
水
(
みず
)
を
飲
(
の
)
み、
岸
(
きし
)
に
立
(
た
)
っているかえでの
木
(
き
)
と、それにからんだむべの
木
(
き
)
とを
見上
(
みあ
)
げたのであります。
急流
(
きゅうりゅう
)
が、二
本
(
ほん
)
の
木
(
き
)
の
根
(
ね
)
を
洗
(
あら
)
っていました。
谷間のしじゅうから
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、
空
(
そら
)
には、
怖
(
おそ
)
ろしい、
烈
(
はげ
)
しい
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
いていました。ちょうの
体
(
からだ
)
は、
急流
(
きゅうりゅう
)
にさらわれた
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
のように、あっと、
思
(
おも
)
うまもなく、
遠
(
とお
)
く、
遠
(
とお
)
く、
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばされてしまいました。
ちょうと怒濤
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
割
(
わ
)
れ
目
(
め
)
は、
飛
(
と
)
び
越
(
こ
)
すことも、また、
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
すこともできないほど
隔
(
へだ
)
たりができて、しかも
急流
(
きゅうりゅう
)
に
押
(
お
)
し
流
(
なが
)
されるように、
沖
(
おき
)
の
方
(
ほう
)
方
(
ほう
)
へだんだんと
走
(
はし
)
っていってしまったのであります。
黒い人と赤いそり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“急流”の意味
《名詞》
急流(きゅうりゅう)
水の勢いが激しい流れ。奔湍。
(出典:Wiktionary)
“急流”の解説
急流(きゅうりゅう)、あるいは早瀬(はやせ)は、比較的急な傾斜になっていて水の速度が速く、乱流になっているような川の区間である。
なお、早瀬は流れの速い海流の形容と、その現象が生じる狭い海峡の一般的な呼称としても用いられる。
(出典:Wikipedia)
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“急”で始まる語句
急
急遽
急須
急足
急込
急湍
急立
急激
急病
急度