“禅那”の読み方と例文
読み方割合
ぜんな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みずから壇の燈明とうみょうをとぼし、こうねんじ、経文一巻をよみあげる。そのあとも、氷のようなゆかの冷えもわすれきって禅那ぜんなの黙想をつづけるのだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶の会に関する種々の閑談やら感想やらを媒介として人道を語り老荘ろうそう禅那ぜんなとを説き、ひいては芸術の鑑賞にも及んだもので、バターの国土の民をして
茶の本:01 はしがき (新字新仮名) / 岡倉由三郎(著)
禅は梵語ぼんご禅那ぜんな(Dhyana)から出た名であってその意味は静慮じょうりょである。精進しょうじん静慮することによって、自性了解じしょうりょうげの極致に達することができると禅は主張する。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)