“静慮”の読み方と例文
読み方割合
じょうりょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禅は梵語ぼんご禅那ぜんな(Dhyana)から出た名であってその意味は静慮じょうりょである。精進しょうじん静慮することによって、自性了解じしょうりょうげの極致に達することができると禅は主張する。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
茶道は静慮じょうりょの世界であり禅定ぜんじょうの領域である。鑑賞もここに達すれば余すところがない。だが私たちは知識の時代に活きる。彼らが鑑賞において味わい得た世界を真理の問題にまで進めねばならぬ。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)