“茶番”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃばん50.0%
ちやばん35.7%
ファルス7.1%
ボードビル7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時に、おどろきと怒りを通りこした一種のおかしみが、頭から与吉の半纒をかぶった栄三郎の胸にまるで自分が茶番ちゃばんでもしているようにこみ上げてきた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その時分の生徒が茶番ちやばんさんと云つた小使こづかひの部屋で女中はお嬢さんのお人形を造つたりして何時いつも待つて居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
日本のモースーメさんが〈鍋墨を顔に塗って田舎へ逃げだしたという日本始まって以来の茶番ファルス〉にはあたしも少々腹をたてている。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
アルカージナ はばかりながら、そんな芝居に出たことはありませんよ。わたしにはかまわないどくれ! お前こそ、やくざな茶番ボードビルひとつ書けないくせに。キーエフの町人! 居候いそろう