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ちやばん
あとで
聞いた
時に
直樣仕かへしに
行かうと
言つたら、
親父さんに
頭から
小言を
喰つて
其時も
泣寢入、
一昨年はそらね、お
前も
知つてる
通り
筆屋の
店へ
表町の
若衆が
寄合て
茶番か
何かやつたらう
桂川の
幕が
出る
時はお
半の
脊に
長右衞門と
唱はせて
彼の
帶の
上へちよこなんと
乘つて
出るか、
此奴は
好いお
茶番だと
笑はれるに、
男なら
眞似て
見ろ、
仕事やの
家へ
行つて
茶棚の
奧の
菓子鉢の
中に