“筆屋”の読み方と例文
読み方割合
ふでや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろいろのみせにまじって、一けんの筆屋ふでやがありました。おじいさんが、店先みせさきにすわってふとふでや、ほそふでをつくっていました。
山に雪光る (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あすこでござんすよ。あの筆屋ふでやまえから両替りょうがえ看板かんばんしたとおってゆく、あの頭巾ずきんをかぶった後姿うしろすがた。——」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
團子屋だんごや頓馬とんまたゞおかぬとうしほのやうにわきかへるさわぎ、筆屋ふでやのき掛提燈かけぢようちんもなくたゝきおとされて、つりらんぷあぶなし店先みせさき喧嘩けんくわなりませぬと女房にようぼうわめきもきかばこそ、人數にんず大凡おほよそ十四五にん
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)