“土筆屋”の読み方と例文
読み方割合
つくしや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土筆屋つくしやの明りを後に旅立ってしまった。と一緒に万吉も、裏から草履ぞうりを突ッかけて、溝板どぶいたの多い横丁を鼠走ねずみばしりに駈け抜けている。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
京橋口きょうばしぐちで、万吉の名がってある十手を拾って、届けてくれた者がある。その前夜、土筆屋つくしやで見かけたという者もあるのでただすと、江戸の客をつけて行ったという話。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「天王寺や土筆屋つくしやなどで、再三見覚えている顔ですから、決して間違いはありません」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)