“鼠走”の読み方と例文
読み方割合
ねずみばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土筆屋つくしやの明りを後に旅立ってしまった。と一緒に万吉も、裏から草履ぞうりを突ッかけて、溝板どぶいたの多い横丁を鼠走ねずみばしりに駈け抜けている。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
途端に——日本左衛門の影は鼠走ねずみばしりに、中廊下の横へかくれました。もう、金吾にはそれが感じられたので、彼は、手燭をそこへ置いて
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)