“天然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんねん92.9%
うまれつき3.6%
ネチュアー3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれより外に自慢するものは何もない。所が其富士山は天然てんねん自然しぜんむかしからあつたものなんだから仕方がない。我々われ/\こしらへたものぢやない
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
荻沢は少し道理もっともなる議論と思い「成る程わかった天然うまれつき縮毛ちゞれげで無いからお紺の毛では無いと云うのだナ(大)サア夫が分れば追々云いましょう、 ...
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
論理には五分もすきはなく、数学の運算に一点の誤謬ごびゅうはなくても、そこに取り扱われている「天然ネチュアー」はしんこ細工の「天然」である。友禅の裾模様すそもように現われたネチュアーである。
備忘録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)