“天然自然”の読み方と例文
読み方割合
てんねんしぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに聴こうと思って聴いた訳でもないがね。まあ天然自然てんねんしぜん耳へ入ったようなものだ。何しろしゃべる人がお秀さんで、しゃべらせる人が先生だからな」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
蛙というものは、天然自然てんねんしぜん細工物さいくものとして、これはたいしたものです。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
切開せっかいです。切開して穴と腸といっしょにしてしまうんです。すると天然自然てんねんしぜんかれためんの両側が癒着ゆちゃくして来ますから、まあ本式に癒るようになるんです」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)