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切開
ふりがな文庫
“切開”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せっかい
57.1%
きりひら
42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せっかい
(逆引き)
「
切開
(
せっかい
)
です。切開して穴と腸といっしょにしてしまうんです。すると
天然自然
(
てんねんしぜん
)
割
(
さ
)
かれた
面
(
めん
)
の両側が
癒着
(
ゆちゃく
)
して来ますから、まあ本式に癒るようになるんです」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それを
囲
(
かこ
)
んで二人の人物が、熱心に頭と頭とをつきあわさんばかりにしていた。一人は白い手術着を着て、メスだの
鋏
(
はさみ
)
だのを取りあげ、屍体の
咽喉部
(
いんこうぶ
)
を
切開
(
せっかい
)
していた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
切開(せっかい)の例文をもっと
(4作品)
見る
きりひら
(逆引き)
建物
(
たてもの
)
で
取𢌞
(
とりま
)
はした
此
(
こ
)
の
一棟
(
ひとむね
)
の
其池
(
そのいけ
)
のある
上
(
うへ
)
ばかり
大屋根
(
おほやね
)
が
長方形
(
ちやうはうけい
)
に
切開
(
きりひら
)
いてあるから
雨水
(
あまみづ
)
が
溜
(
たま
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
燁子
(
あきこ
)
さんにしても、人世の
桎梏
(
しっこく
)
の道を
切開
(
きりひら
)
いて、血みどろになってこられたかたたちだ、その人の心眼に何がうつったか? ただ、寂しい心情とのみはいいきれないものではなかったろうか。
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
切開(きりひら)の例文をもっと
(3作品)
見る
“切開”の意味
《名詞》
切り開くこと。特に治療するときなどに体の一部を切って開くこと。
(出典:Wiktionary)
“切開”の解説
切開(せっかい)とは、皮膚を切って開くこと。医学領域では外科系手術の手技の一つ。またヒトを含む生物の解剖の際にも行われる。
(出典:Wikipedia)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通
検索の候補
帝王切開術
“切開”のふりがなが多い著者
押川春浪
伊藤左千夫
海野十三
長谷川時雨
夏目漱石
泉鏡花