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切開
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せっかい
ふりがな文庫
“
切開
(
せっかい
)” の例文
「
切開
(
せっかい
)
です。切開して穴と腸といっしょにしてしまうんです。すると
天然自然
(
てんねんしぜん
)
割
(
さ
)
かれた
面
(
めん
)
の両側が
癒着
(
ゆちゃく
)
して来ますから、まあ本式に癒るようになるんです」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それを
囲
(
かこ
)
んで二人の人物が、熱心に頭と頭とをつきあわさんばかりにしていた。一人は白い手術着を着て、メスだの
鋏
(
はさみ
)
だのを取りあげ、屍体の
咽喉部
(
いんこうぶ
)
を
切開
(
せっかい
)
していた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
洪水の襲撃を受けて、失うところの
大
(
だい
)
なるを
悵恨
(
ちょうこん
)
するよりは、一方のかこみを打破った奮闘の勇気に快味を覚ゆる時期である。化膿せる
腫物
(
しゅもつ
)
を
切開
(
せっかい
)
した後の痛快は、やや自分の今に近い。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
彼は男性人造人間の
頭蓋
(
ずがい
)
をひらいて、その中につめてあった人造脳髄を
切開
(
せっかい
)
して取りだした。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“切開”の意味
《名詞》
切り開くこと。特に治療するときなどに体の一部を切って開くこと。
(出典:Wiktionary)
“切開”の解説
切開(せっかい)とは、皮膚を切って開くこと。医学領域では外科系手術の手技の一つ。またヒトを含む生物の解剖の際にも行われる。
(出典:Wikipedia)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通