“天然痘”の読み方と例文
読み方割合
てんねんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の出丸という、オットセイ猟船は、船員が、一人残らず天然痘てんねんとうにかかって、全滅というときに、運よくも海岸に流れついて助かった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
天然痘てんねんとうにかからないためには種痘をしなければならない、あばたづらになる代りとして、腕の一部分にメスを入れられるのだ。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
疱瘡神ほうそうがみを祭らなくなっても、種痘をさえほどこせば、たとえときどき天然痘てんねんとうが流行しても、少しもおそれることなくらせるようになりました。
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)