“弓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆみ80.0%
きゆう6.7%
ゆ4.4%
きゅう4.4%
キュー2.2%
かう2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
為朝(ためとも)は筋(すじ)を抜(ぬ)かれて弓(ゆみ)は少(すこ)し弱(よわ)くなりましたが、ひじがのびたので、前(まえ)よりもかえって長(なが)い矢(や)を射(い)ることができるようになりました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
粗羅紗の長上衣を著て長い捩(ねぢ)れた泥鰌髭をはやした楽師が弓(きゆう)を一触するや、一同の者が否応なしに、一斉に調子をそろへて踊り出す、その光景を眺めては
いや、自分の弦(つる)をはなれた矢(や)が、谷間へ落ちたものか、的(まと)を射当(いあ)てたものかぐらいなことは、弓(ゆ)がえりのとたんに、この手もとへ感じるものでござる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弓(きゅう)を運ぶむき出しの右腕の表情でわかる。彼女は近代女性の感覚で、ロンドン有数な喫茶室の第一ヴァイオリンひきという自分の職業を理解しているのだ。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
いや、むしろ直截(ちょくせつ)に云いましょう。だいたい装飾灯(シャンデリヤ)が再び点いた時に、左利(きき)であるべき貴方が何故、弓(キュー)を右に提琴(ヴァイオリン)を左に持っていたのですか
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
亭主(ていしゆ)極(きは)めて慇懃(いんぎん)に「えゝ(おかゆ)とは何(ど)う書(か)きますでせうか。」「あゝ、其(そ)れはね、弓(かう)、弓(かう)やつて、眞中(まんなか)へ米(こめ)と書(か)くんです。弱(よわ)しと間違(まちが)つては不可(いけな)いのです。」何(なん)と、先生(せんせい)の得意(とくい)想(おも)ふべし。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)