“弓張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆみはり83.3%
ゆみは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父は家人の騒ぐのを制して、はかま穿きそれから羽織をた。それから弓張ゆみはりともし、仏壇のまへに据わつて電報をひらいたさうである。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
提灯ちょうちん五張いつはり、それも弓張ゆみはり馬乗うまのりの定紋つきであった。オーバアの紳士、道行を着た年配者、羽織袴のは、外套を脱いで小脇に挟んでいる。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どの店でも弓張ゆみは提灯ちょうちんをつけて、肴屋さかなやには鮭、ごまめ、数の子、唐物屋とうぶつやには毛糸、シャツ、ズボン下などが山のように並べられてある。夜は人がぞろぞろと通りをひやかして通った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
弓張ゆみはづき
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)