“肴屋”の読み方と例文
読み方割合
さかなや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肴屋(さかなや)、酒屋、雑貨店、その向うに寺の門やら裏店(うらだな)の長屋やらが連(つらな)って、久堅町(ひさかたまち)の低い地には数多(あまた)の工場の煙筒(えんとつ)が黒い煙を漲(みなぎ)らしていた。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
或る年の三、四月頃、江戸では鰹(かつお)の大漁で、到(いた)る処の肴屋(さかなや)では鰹の山を為(な)していました。それで何処の台所へもざらに鰹が這入(はい)る。
めそのことは人があまり知らずに、小魚などといいますが、鰻のごく細いのです。それは肴屋(さかなや)でなくて、八百屋(やおや)が持って来ました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)