“肴代”の読み方と例文
読み方割合
さかなだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のべ旅籠賃はたごちんの外に肴代さかなだいなどつかはし下婢共げぢよどもにも少しづつの心付して友次郎お花をば駕籠かごのせ忠八はあとに付て藤澤宿ふぢさはしゆくを立出けり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
又「これは御散財ごさんざいだねえ千円の金を持って来た上で肴代さかなだいを出すとは、悪事をしたむくいだ」
その代り間代まだい、米代、電燈代、炭代、肴代さかなだい、醤油代、新聞代、化粧代、電車賃——そのほかありとあらゆる生活費が、過去の苦しい経験と一しょに、あたかも火取虫の火に集るごとく
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)