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『葱』
ふりがな文庫
『
葱
(
ねぎ
)
』
おれは締切日を明日に控えた今夜、一気呵成にこの小説を書こうと思う。いや、書こうと思うのではない。書かなければならなくなってしまったのである。では何を書くかと云うと、——それは次の本文を読んで頂くよりほかに仕方はない神田神保町辺のあるカッフェ …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1920(大正9)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
滴
(
したたら
)
処女
(
しょじょ
)
頭
(
がしら
)
後
(
ご
)
明
(
あかる
)
綴
(
とじ
)
聖
(
サン
)
脅
(
おびやか
)
匀
(
にお
)
家
(
や
)
布
(
ぬの
)
明日
(
みょうにち
)
止
(
と
)
群
(
むらが
)
透
(
とお
)
鮮
(
あざやか
)
今日
(
きょう
)
休日
(
やすみび
)
卓子
(
テエブル
)
四銭
(
よんせん
)
夜鶯
(
ナイチンゲエル
)
平
(
たいら
)
後
(
のち
)
徐
(
おもむろ
)
振
(
ふる
)
捕
(
とら
)
沓脱
(
くつぬ
)
消息
(
しょうそく
)
滲
(
し
)
燦
(
きら
)
秋波
(
しゅうは
)
至
(
いたり
)
菜
(
な
)
謂
(
いい
)
賑
(
にぎや
)
起臥
(
おきふし
)
逃
(
のが
)
間
(
あいだ
)
難有
(
ありがと
)
頂
(
いただ
)
飾
(
かざり
)
高
(
こう
)
鶏
(
にわとり
)
一切
(
いっさい
)
一束
(
ひとたば
)
三会
(
さんかい
)
三越
(
みつこし
)
下手
(
へた
)
並樹
(
なみき
)
二人
(
ふたり
)
二束
(
ふたたば
)
人参
(
にんじん
)
仁丹
(
じんたん
)
今日
(
こんにち
)
佇
(
たたず
)
何故
(
なぜ
)
傲然
(
ごうぜん
)
兜屋
(
かぶとや
)
八
(
や
)
利
(
き
)
匀
(
におい
)
口説
(
くど
)
君
(
きみ
)
呆気
(
あっけ
)
呪文
(
じゅもん
)
呵成
(
かせい
)
啣
(
くわ
)
器量
(
きりょう
)
嚏
(
くさめ
)
埃風
(
ほこりかぜ
)
執
(
と
)
堆
(
うずたか
)
夙
(
つと
)
大人
(
おとな
)
大抵
(
たいてい
)
大様
(
おおよう
)
好
(
い
)
始
(
はじめ
)
嫉妬
(
しっと
)
嬌嗔
(
きょうしん
)
安物
(
やすもの
)
定連
(
じょうれん
)
宝窟
(
ほうくつ
)
家
(
うち
)
容子
(
ようす
)
寸毫
(
すんごう
)
将
(
まさ
)
小蕪
(
こかぶ
)
工面
(
くめん
)
左様
(
さよう
)
巧
(
うま
)
帽子
(
ぼうし
)
幸
(
さいわい
)
弾
(
ひ
)
後
(
あと
)
御召
(
おめし
)
恰
(
あたか
)
悄然
(
しょうぜん
)
悪辣
(
あくらつ
)
情無
(
なさけな
)