“一束”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひとたば68.9%
ひとつか20.0%
いっそく6.7%
いつそく2.2%
ひとたばね2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一束”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一束ひとたばの古手紙へ油をそそいで、それを綺麗きれいに庭先で焼き尽している津田の姿が、ありありと彼女の眼に映った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「奉行、町与力、同心、岡ッ引。それらを一束ひとたばに、世間では、不浄役人といっておる。おれひとりがいって悪いはずはない」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一個ひとつの抽匣から取り出したのは、一束ひとつかねずつ捻紙こよりからげた二束ふたつふみである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
「束鮒」は一束ひとつか、即ち一握ひとにぎり(二寸程)ぐらいの長さをいう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
彼はこの言葉で狼狽あわてながらも、懐中から先刻貰ったプログラムと真新らしいハンカチとを一束いっそくたにつかみ出した。
あめんちあ (新字新仮名) / 富ノ沢麟太郎(著)
チョン、チョンチョンと一束いっそくにとび、しきりに粟を拾って居る。
(新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「解つたよ八。お前は、金を隱してゐない場所に、危ない仕掛をしたのがをかしいつて言ふつもりだらう。その通りさ、この穴の中に千兩箱が一束いつそくもあつた日にや、物事が素直に運び過ぎるよ」
泡沫しぶきが飛んで、傾いたふなばたへ、ぞろりとかかって、さらさらと乱れたのは、一束ひとたばねの女の黒髪、二巻ばかり杭に巻いたが、下には何が居るか、泥で分らぬ。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)