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肴代
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さかなだい
ふりがな文庫
“
肴代
(
さかなだい
)” の例文
述
(
のべ
)
旅籠賃
(
はたごちん
)
の外に
肴代
(
さかなだい
)
など
遣
(
つか
)
はし
下婢共
(
げぢよども
)
にも少しづつの心付して友次郎お花をば
駕籠
(
かご
)
に
乘
(
のせ
)
忠八は
後
(
あと
)
に付て
藤澤宿
(
ふぢさはしゆく
)
を立出けり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
又「これは
御散財
(
ごさんざい
)
だねえ千円の金を持って来た上で
肴代
(
さかなだい
)
を出すとは、悪事をした
報
(
むく
)
いだ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その代り
間代
(
まだい
)
、米代、電燈代、炭代、
肴代
(
さかなだい
)
、醤油代、新聞代、化粧代、電車賃——そのほかありとあらゆる生活費が、過去の苦しい経験と一しょに、
恰
(
あたか
)
も火取虫の火に集るごとく
葱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「變な顏をするなよ、お前の
空
(
から
)
つ
尻
(
けつ
)
は見通しだ。ほれ、これが酒代、これが
肴代
(
さかなだい
)
」
銭形平次捕物控:188 お長屋碁会
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
云ふにも十八年の間の事なれば此金を
皆
(
みな
)
返
(
かへ
)
すとも
利足
(
ひきたら
)
ず殊に文右衞門は
豫々
(
かね/″\
)
手堅
(
てがた
)
き
氣象
(
きしやう
)
故
(
ゆゑ
)
利足と云ては
請取
(
うけとる
)
間敷
(
まじき
)
により全く禮の心で
肴代
(
さかなだい
)
とでも名を付廿五兩も遣はさば
然
(
しか
)
るべし
然
(
さ
)
すれば殘りの廿五兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
肴
漢検準1級
部首:⾁
8画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“肴”で始まる語句
肴
肴屋
肴町
肴籠
肴店
肴料
肴物
肴饌
肴売
肴屑