“さかなや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肴屋59.1%
魚屋36.4%
魚商3.0%
魚売1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る年の三、四月頃、江戸ではかつおの大漁で、いたる処の肴屋さかなやでは鰹の山をしていました。それで何処の台所へもざらに鰹が這入はいる。
道をくような風をして如才じょさいなく話しかけて、となりの家ではどこの魚屋さかなやから魚を買っているかということを半七は聞き出した。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鉄道馬車は今よりとどろめて、朝詣あさまいりの美人を乗せたる人力車が斜めに線路を横ぎるも危うく、きたる小鰺こあじうる魚商さかなや盤台はんだいおもげに威勢よく走り来れば
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
というのが口癖で、魚売さかなやは自分よりよほど身分違い——さも低級でもあるようにいやしめてののし習慣くせがあったのだ。貞淑な細君は、そんな事を言われてももっとものように押だまって辛棒強く働いていた。