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『老中の眼鏡』
ふりがな文庫
『
老中の眼鏡
(
ろうじゅうのめがね
)
』
ゆらりとひと揺れ大きく灯ざしが揺れたかと見るまに、突然パッと灯りが消えた。奇怪な消え方である。 「……?」 対馬守は、咄嗟にキッとなって居住いを直すと、書院のうちの隅から隅へ眼を放ち乍ら、静かに闇の中の気配を窺った。 ——オランダ公使から贈 …
著者
佐々木味津三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改題」1930(昭和5)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約27分(500文字/分)
朗読目安時間
約45分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
取
(
うご
)
父
(
てて
)
弄
(
なぐさ
)
灯
(
ほ
)
傍
(
かたわ
)
灯
(
あか
)
四時
(
ななつ
)
嬰児
(
やや
)
徴
(
しる
)
潔
(
いさ
)
出
(
いで
)
機
(
おり
)
危
(
あや
)
短銃
(
たんづつ
)
提
(
さげ
)
自
(
おのず
)
仕
(
つか
)
首級
(
しゅきゅう
)
仰
(
おお
)
館
(
たて
)
頭
(
つむり
)
毛
(
もう
)
砂礫
(
じゃり
)
誰
(
た
)
羨
(
うら
)
肯
(
がえん
)
潜
(
ひそ
)
潤
(
うるお
)
首
(
こうべ
)
水撒
(
みずま
)
労
(
いたわ
)
甚
(
はなはだ
)
眼
(
まなこ
)
過
(
あやま
)
睦
(
むつま
)
轍
(
てつ
)
身縁
(
みよ
)
数
(
すう
)
夜中
(
やちゅう
)
夜啼
(
よな
)
血腥
(
ちなまぐ
)
床
(
ゆか
)
座右
(
ざう
)
脅
(
おび
)
御寝
(
ぎょしん
)
肯
(
うなず
)
蕭々
(
しょうしょう
)
漲
(
みなぎ
)
濠
(
ほり
)
焚
(
た
)
煮込
(
にこ
)
由
(
よし
)
痛罵
(
つうば
)
皺
(
しわ
)
睨
(
にら
)
睫毛
(
まつげ
)
矢庭
(
やにわ
)
短檠
(
たんけい
)
硯
(
すずり
)
穢
(
けが
)
窺
(
うかが
)
笙
(
しょう
)
筈
(
はず
)
筋違
(
すじかい
)
粗相
(
そそう
)
紊
(
みだ
)
納戸
(
なんど
)
紙料
(
しりょう
)
紙燭
(
ししょく
)
縫
(
ぬ
)
罵
(
ののし
)
耻
(
は
)
近侍
(
きんじ
)
黙然
(
もくねん
)
鳥目
(
ちょうもく
)
鮨
(
すし
)
鬱積
(
うっせき
)
饑饉
(
ききん
)
颯爽
(
さっそう
)
顧
(
かえり
)
頃中
(
ごろじゅう
)
頃
(
ころ
)
面
(
おもて
)
雫
(
しずく
)
隔
(
へだ
)
隅
(
すみ
)
闇
(
やみ
)
間
(
ま
)
銃音
(
つつおと
)
選
(
よ
)
道弥
(
みちや
)
逸早
(
いちはや
)
這入
(
はい
)
途
(
みち
)
行灯
(
あんどん
)
止
(
や
)
蘇
(
よみがえ
)
若侍
(
わかざむらい
)
要
(
い
)
見咎
(
みとが
)