“身縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みより66.7%
みよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御母さんが是非千代ちゃんを貰えというのも、やっぱり血統上の考えから、身縁（みより）のものを僕の嫁にしたいという意味なんでしょうね」
彼岸過迄 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
親子はやむをえずそれを畳んで、郊外近くに住んでいる或身縁（みより）を頼りに、ずっと辺鄙（へんぴ）な所へ引越した。
道草 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
秘めかくした恋を見咎（みとが）められて、身縁（みよ）りのこの家に、追放された当座の身を潜（ひそ）めているあの道弥とお登代の二人だった。
老中の眼鏡 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)