“痛罵”の読み方と例文
読み方割合
つうば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巡礼の痛罵つうば そういう風で先生達は名高い〔霊場や〕ラマ達の巡礼をまして、ゲンパラ即ち今私の立止って居る所まで帰って来た。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
彼の逞ましい精神が腐敗せる社会に投げつけた烈しい痛罵つうば譴責けんせきの声が、当時の社会に震撼的しんかんてきな印象を与えたことは前に一言したが
在来の芝居に強い執着を持っている江戸以来の観客は、これを一種の邪道のように認めて、ある者は痛罵つうばした。ある者は冷笑した。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)