“御寝”のいろいろな読み方と例文
旧字:御寢
読み方(ふりがな)割合
ぎょし30.0%
ぎょしん30.0%
げし15.0%
おやすみ10.0%
おやす7.5%
おげし2.5%
おね2.5%
およ2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“御寝”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
山頂だけに、小雨をもった烈風がしとみひさしを吹きなぐり、仮宮にしろ、これが天皇の御寝ぎょしある皇居かと怪しまれるほどだった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜の御食みけにはまた、あたたかな椀の物が加えられ、やがて御寝ぎょしも新たなのが調進された。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「火がしずまってから、御寝ぎょしんなされたお茶室と思われるあたりに、壺をいだいた一つの黒焦げの死体が、現われましたが」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
団扇うちわ使いは御寝ぎょしんの妨げと差控え、その代り名香をふんだんに、蚊遣り火の如く焚くのは怠らなかった。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
「はい、手術の済みますまで、ちょっとの間でございますが、御寝げしなりませんと、いけませんそうです」
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やま「それでも夜分は一緒に御寝げしなるじゃアございませんか」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「さうして奥のお鉄瓶てつも持つて来ておくれ。ああ、もう彼方あちら御寝おやすみになるのだから」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「御早う」と慇懃いんぎんに礼をした。「先刻さっき御誘い申そうと思いましたが、よく御寝おやすみのようでしたから、失礼して一人参りました」
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御寝おやすみなさい。起きていらっしゃると毒ですから。私はもう御暇おいとまをします」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「早くから起して済みません。明智さんいらっしゃるでしょう。大至急御知らせしたいことがあるのです。まだ御寝おやすみでしょうけれど、一寸起してくれませんか。僕? 斎藤さいとうですよ」
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いえもう貴方お疲れでございましょう、御番退ごばんびけから御用おおでいらしって、彼方此方あちらこちらとお歩きになって、お帰り遊ばしてもすぐ御寝おげしなられますと宜しいが、矢張お帰りがあると
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「御前も御寝おねよ」
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あれ、御寝およっていらしったら、どうでございます」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)