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御寢
読み方 | 割合 |
げし | 40.0% |
みね | 20.0% |
おやすみ | 20.0% |
ぎよしん | 20.0% |
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アヽお
歸りかと
起返る
母、お
父さんは
御寢なツてゞすかさぞ
御不自由で
御座いましたらう
何もお
變りは
御座いませんかと
裏問ふ
心は
疵もつ
足
御寢ませる時に、御夢に
覺してのりたまはく、「我が宮を、
天皇の
御舍のごと
修理めたまはば、御子かならずま
言とはむ」とかく覺したまふ時に、
太卜に
占へて
六
「
御早う」と
慇懃に
禮をした。「
先刻御誘ひ
申さうと
思ひましたが、よく
御寢の
樣でしたから、
失禮して
一人參りました」
此方を
指して近づく人の
跫音に、横笛手早く文を
藏め、涙を拭ふ
隙もなく、忍びやかに、『横笛樣、まだ
御寢ならずや』と言ひつゝ
部屋の障子
徐に開きて入り來りしは、
冷泉と呼ぶ老女なりけり。