“ぎょしん”の漢字の書き方と例文
語句割合
御寝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく御寝ぎょしんなっていらっしゃいますから、おおこし申しましては誠に恐入りますが、少し気になることを向座敷で噂をしております、ほかの者の話はうそのように存じますが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何か怪しいことでもないのか、上様が御寝ぎょしんなされる時刻とか、お起き遊ばされる時刻とかに」
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
幕府にあっては、内憂外患のとき、当一ツ橋様におかれては、御大老井伊掃部頭いいかもんのかみ殿の刺殺しさつせられた後をうけて、将軍家のご後見となり、幕政御改革に、夜も、安らかに、御寝ぎょしんなされぬとれ承る。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)