“刺殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしころ66.7%
しさつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから二千円の小切手を書かせ、後難を恐れて不意打に刺殺さしころし、発覚しないうちに金を受取って行衛ゆくえくらましたという事になるんだね。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして摘草つみくさほど子供こどもにとられたとふのを、なんだかだんうらのつまり/\で、平家へいけ公達きんだち組伏くみふせられ刺殺さしころされるのをくやうで可哀あはれであつた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
(いちど敵対を示した以上、うかと甘言かんげんに乗って、安土の召しに応じなどしたら、その場で刺殺しさつされるか投獄ときまっている)
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
死体は即刻そっこく大学へ廻され、剖検ぼうけんされた。結果としてその早暁そうぎょう二時と三時との間に殺害さつがいされたことが判明した。死因は刺殺しさつで、刃物は美事みごとに心臓に達している。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)