“さしころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
刺殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとめざした外交官を刺殺さしころそうとしたところ、白い糸が無かったので、刺殺さずに立去ったというだけの話なのである。
今昔茶話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
驚いてその方を見ると、右手の林の中で、一人の怪漢が片手に角灯を持ち、片手に小刀ナイフを振上げて、一人の農夫のような男を刺殺さしころす有様が見えた。
天狗岩の殺人魔 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
皆んな午睡ひるねの最中に、電話で自分の女房を呼び出すと、君達証人の前で予め双生児ふたごの指紋をつけて置いた兇器で刺殺さしころし、君達の目の届かない曲角の向うで
石塀幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)