“しさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刺殺56.3%
視察25.0%
厮殺6.3%
史冊6.3%
市札6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死体は即刻そっこく大学へ廻され、剖検ぼうけんされた。結果としてその早暁そうぎょう二時と三時との間に殺害さつがいされたことが判明した。死因は刺殺しさつで、刃物は美事みごとに心臓に達している。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
東京とうきやうへば淺草あさくさのやうなところだと、かねいて大須おほす觀音くわんおんまうでて、表門おもてもんからかへればいのを、風俗ふうぞく視察しさつのためだ、とうらへまはつたのが過失あやまちで。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一生をこの一書に厮殺しさつしたリー氏ですらこの書の内にある事を知り及ばない。だから馬琴の口吻こうふんで書を読む事誠に難くもあるかなだ。
「呉の名花だ」と、語りつたえ、史冊しさつにまで名を書きとどめた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鎮台の諸門は開け放たれ、宋江はただちに“市札しさつ”を辻々に立てさせた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)