“過誤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かご70.0%
あやまち10.0%
あやまり10.0%
くわご10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二は、下鳥羽に帰陣して後も、なお淀城の修築などを命じていたほど——秀吉の進撃に対して時間的な過誤かごを抱いていたことである。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何の、過誤あやまちといえば、この治郎左衛門の浅慮あさはかにもあったことだ。尊公が腹を切るには及ばん。——尊公の義心にでて、治郎左衛門の首は、尊公へ進上する。いざ、後ともいわず、拙者の首を
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家の内には情を重んじて家族相互いに優しきをたっとぶのみにして、時として過誤あやまり失策しくじりもあり、または礼を欠くことあるもこれを咎めずといえども、戸外にあっては過誤も容易に許されず
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
何故かと云へば僕は自分が牧師職に就いたことを過誤くわごだと思つたからです。その變化のない務めが死ぬ程僕をましたのです。