“あやまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
過失50.6%
36.0%
3.4%
怪我2.2%
不品行1.1%
我過1.1%
1.1%
誤謬1.1%
1.1%
過誤1.1%
(他:1)1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六才むつばかりなる稚児おさなごの、余念なく遊びゐたるを、過失あやまちて蹴倒せば、たちまわっと泣き叫ぶ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
いかにも堪難たへがたさふらふ飼鳥かひどりをおすゝまをせしはわたくし一世いつせい過失あやまち
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
嗚呼ああ盲目なるかな地上の人類、汝等なんじらは神の名においあやまちを犯せる人の子の生命を断ちつつある。
此間寺僧にして能くあやまちを悔いて、一旦處分した墓を再建したものは、恐らくはたゞ昌林院主一人あるのみであらう。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
わたくしはしばしば人物の性格よりも背景の描写に重きを置き過るようなあやまちに陥ったこともあった。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
すなわち今日かぜひいたり熱が出たりしてグヅ/\して居るのは摂生法の上等に過るあやまちであるから、ただちに前非を改めると申して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
可哀想に、年老いたかたくなキャプテン深谷氏は、そうして我れと我が命を落すような怪我あやまちをしでかしたのではあるまいか。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
万一かれが身の上に、怪我あやまちはなきやと思ふものから。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
又貴方への熱中のすべてが不品行あやまちであることにお気付きならない!
私陀固くその身にあやまちなきを知るから、進んで身を火中に投ぜしも焼けず。
またわたくし申上もうしあげることにどんな誤謬あやまちがあるかもはかりかねますので、そこはくれぐれもただ一つの参考さんこうにとどめていただきたいのでございます。
「君子のあやまちは天下万民これを見る。よくぞ紋めの膝で諌言かんげんいたしてくれた。綱吉、礼をいうぞ」
「何の、過誤あやまちといえば、この治郎左衛門の浅慮あさはかにもあったことだ。尊公が腹を切るには及ばん。——尊公の義心にでて、治郎左衛門の首は、尊公へ進上する。いざ、後ともいわず、拙者の首を、小牧山へお持ちあるがよい」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、様々のことから、心の目を、少しずつ開かれ風流や趣味に逃げて、そこから判断したことの錯誤あやまちをさとるようになった。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)