“過敏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かびん70.0%
くわびん30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭(あたま)が過敏(かびん)すぎると、口(くち)や、手足(てあし)の働(はたら)きが鈍(にぶ)り、かえって、のろまに見(み)えるものです。純吉(じゅんきち)は、少年(しょうねん)の時分(じぶん)にそうでありました。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
ここでは旧套(きゅうとう)の良心過敏(かびん)性にかかっている都会娘の小初の意地も悲哀(ひあい)も執着(しゅうちゃく)も性を抜かれ、代って魚介(ぎょかい)鼈(すっぽん)が持つ素朴(そぼく)不逞(ふてい)の自由さが蘇(よみがえ)った。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「御米(およね)、御前(おまへ)は神經(しんけい)が過敏(くわびん)になつて、近頃(ちかごろ)何(ど)うかしてゐるよ。もう少(すこ)し頭(あたま)を休(やす)めて能(よ)く寐(ね)る工夫(くふう)でもしなくつちや不可(いけ)ない」と云(い)つた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
わが輩(はい)のこの所見(しよけん)に對(たい)して、或人(あるひと)はこれを學究(がくきう)の過敏(くわびん)なる迂論(うろん)であると評(へう)し、齒牙(しが)にかくるに足(た)らぬ些細(ささい)な問題(もんだい)だといつたが、自分(じぶん)にはさう考(かんが)へられぬ。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)