“旧套”の読み方と例文
旧字:舊套
読み方割合
きゅうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに血気盛りの学生たるもの猶学校の空位空聞に恋々たる其の心事の陋劣にして其思想の旧套(きゅうとう)陳腐を脱せざる事真に憫笑すべきなり。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ここでは旧套(きゅうとう)の良心過敏(かびん)性にかかっている都会娘の小初の意地も悲哀(ひあい)も執着(しゅうちゃく)も性を抜かれ、代って魚介(ぎょかい)鼈(すっぽん)が持つ素朴(そぼく)不逞(ふてい)の自由さが蘇(よみがえ)った。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
閣下の外交方針が依然として旧套(きゅうとう)を脱せず、×国に対する戦争の危機を緩和せんとする努力を毫末(ごうまつ)も示さざるのみならず
鉄の規律 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)