“きゅうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旧套63.6%
毬燈18.2%
旧冬9.1%
球燈9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わずかに地理歴史の初歩を読むも、その心事はすでに旧套きゅうとう脱却だっきゃくして高尚ならざるを得ず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
天下の人心すでに改進に赴きたりといえども、億兆の人民とみに旧套きゅうとうを脱すべきに非ず。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
横になって煖まりながらいろいろ考えて居たが、この家の檐から庭の樹から一面に毬燈きゅうとうを釣って、その下へ団子屋やすし屋や汁粉屋をこしらえて、そしてこの二、三間しかない狭い庭で園遊会を開いたら面白いだろうという事を考えついた。
熊手と提灯 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
宴散じ客去てなお毬燈きゅうとうの残って居るのを、今日の大中さんは何と婢が問うに、幹事さんは知った方だけれども、あとは厭な人ばかりと小歌は答えて、おもむろに元の座へかえった、その時隣の広間はいよ/\騒がしく、年を取った芸妓の声で
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
やいッ! 丹下左膳とやら。旧冬きゅうとう来お膝下を騒がせおった辻斬りの下手人がなんじであることは、もはやお上においては百も承知であるぞッ! これ、なんじも剣の妙手ならば、すみやかに機をさとり、そののがれられぬを観じて神妙にお縄をちょうだいしたらどうだッ! このにおよんで無益の腕立ては
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
奈良は奠都てんと千百年祭で、町は球燈きゅうとう、見せ物、人の顔と声とで一ぱいであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)