“毬燈”の読み方と例文
読み方割合
きゅうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宴散じ客去てなお毬燈きゅうとうの残って居るのを、今日の大中さんは何と婢が問うに、幹事さんは知った方だけれども、あとは厭な人ばかりと小歌は答えて、おもむろに元の座へかえった
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
この家の檐から庭の樹から一面に毬燈きゅうとうを釣って、その下へ団子屋やすし屋や汁粉屋をこしらえて、そしてこの二、三間しかない狭い庭で園遊会を開いたら面白いだろうという事を考えついた。
熊手と提灯 (新字新仮名) / 正岡子規(著)