“毬杖”の読み方と例文
読み方割合
ぎっちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば大きな毬杖ぎっちょうの玉をつくって、これを清盛の頭になぞらい「打て、踏め」と云ってみたり、また奈良の伝統を尊重して、わざわざ武装せずに
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
おなじく十五日、貴賤小豆粥あずきがゆを炊くのは、平安の世のいわゆる餅粥の節供で、同時に毬杖ぎっちょうをもって女の腰を打つしきたりも、江戸をはじめ諸国に見られた。
余勢をかって毬杖ぎっちょうの玉の大きなものを作り、目鼻をつけるとこれを入道清盛の首と称して、踏め、打てなどはやし立てる中を、玉を蹴り、棒で叩くなど大いにうれいを晴らしていた。