“朗詠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうえい66.7%
らうえい22.2%
スタチヴオ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伎楽ぎがく管絃かんげんの興をそえる特種なおんなは、遠い以前からあったけれど、近ごろ、たて烏帽子えぼしに白い水干すいかんを着、さや巻の太刀たちなどさして、朗詠ろうえいをうたいながら
平次が行くまで、朗々と聽えてゐた、お經とも朗詠らうえいともつかぬ聲が、平次が障子を開けるとハタと止んで
若し自分が威尼西亜エネチアのカナアルの縁をでも歩いてゐるのなら、そこに恁んな節を聞かうとも、乃至はアリオストオ、タツソオ等が古き朗詠スタチヴオを聞かうとも
市街を散歩する人の心持 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)