“歌合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うたあわせ40.0%
うたあはせ20.0%
うたあわ20.0%
かがい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして職人づくしの歌合うたあわせなどの絵になると、よくもこれだけ変った外形の中に、古今を一貫した考え方や物の見方を、保ちつづけたものだと感ぜずにはおられない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是貞これさだ親王みこの家の歌合うたあはせに 読人しらす
すゞし (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
歌合うたあわせ、花合せ、あるいは艶書合えんしょあわせなどが、以前にも増して度々御催しになられたのは、申すまでもございますまい。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それがまたこういう際に、ある程度まで黙認されるようなことになって、いにしえの時代の歌合かがい、人妻にも我も交らん、わが妻に人も言問こととえという開放性が、節度を踏み越させてしまうのも浅ましい。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)