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朗詠
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ろうえい
ふりがな文庫
“
朗詠
(
ろうえい
)” の例文
伎楽
(
ぎがく
)
、
管絃
(
かんげん
)
の興をそえる特種な
妓
(
おんな
)
は、遠い以前からあったけれど、近ごろ、たて
烏帽子
(
えぼし
)
に白い
水干
(
すいかん
)
を着、さや巻の
太刀
(
たち
)
などさして、
朗詠
(
ろうえい
)
をうたいながら
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朗詠
(
ろうえい
)
や
催馬楽
(
さいばら
)
の濁った声もきこえた。若い女の華やかな笑い声もひびいた。その騒がしい春の夜のなま暖かい空気のなかに、桜の花ばかりは黙って静かに散った。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それは
朗詠
(
ろうえい
)
や
今様
(
いまよう
)
などとは違って、もっと急調な激しい調子である。
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
詩篇
(
しへん
)
を出して、大声に第六十五篇を
朗詠
(
ろうえい
)
する。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
………(大げさな身振りで
朗詠
(
ろうえい
)
する)
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
▼ もっと見る
と気づいたので、館の
主
(
あるじ
)
は、侍女にいいつけて、
弾琴
(
だんきん
)
をとりよせた。主は七
絃
(
げん
)
琴
(
きん
)
のたしなみを持ち、
朗詠
(
ろうえい
)
が上手であった。微吟、風流、おのずから
荒
(
すさ
)
ぶる男たちをも優しくなだめた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“朗詠”の意味
《名詞》
節をつけて詩歌を読むこと。
七言二句の漢詩文に節を付けてよんだもの。
(出典:Wiktionary)
“朗詠”の解説
朗詠(ろうえい)は、日本の歌曲の一形式。和漢の名句を吟唱するもので、今日の詩吟とほぼ同じ性格を有する。中国にも「吟誦」という類似な形式がある。
(出典:Wikipedia)
朗
常用漢字
小6
部首:⽉
10画
詠
常用漢字
中学
部首:⾔
12画
“朗詠”で始まる語句
朗詠集