“毬唄”の読み方と例文
読み方割合
まりうた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女(おんな)ならでは夜(よ)のあけぬ、その大江戸(おおえど)の隅々(すみずみ)まで、子供(こども)が唄(うた)う毬唄(まりうた)といえば、近頃(ちかごろ)「おせんの茶屋(ちゃや)」にきまっていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
紀州の毬唄(まりうた)で、隠微な残虐(ざんぎゃく)の暗示がある。むかし、熊野詣(もうで)の山道に行暮れて、古寺に宿を借りた、若い娘が燈心で括って線香で担って、鯰を食べたのではない。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
子供達(こどもたち)の毬唄(まりうた)にまで持(も)て囃(はや)されて、知(し)るも知(し)らぬも、噂(うわさ)の花(はな)は咲(さ)き放題(ほうだい)、かぎ屋(や)のおせんならでは、夜(よ)も日(ひ)も明(あ)けぬ煩悩(ぼんのう)は、血気盛(けっきざか)りの若衆(わかしゅう)ばかりではないらしく
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)