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毬唄
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まりうた
ふりがな文庫
“
毬唄
(
まりうた
)” の例文
女
(
おんな
)
ならでは
夜
(
よ
)
のあけぬ、その
大江戸
(
おおえど
)
の
隅々
(
すみずみ
)
まで、
子供
(
こども
)
が
唄
(
うた
)
う
毬唄
(
まりうた
)
といえば、
近頃
(
ちかごろ
)
「おせんの
茶屋
(
ちゃや
)
」にきまっていた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
紀州の
毬唄
(
まりうた
)
で、隠微な
残虐
(
ざんぎゃく
)
の暗示がある。むかし、熊野
詣
(
もうで
)
の山道に行暮れて、古寺に宿を借りた、若い娘が燈心で括って線香で担って、鯰を食べたのではない。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
子供達
(
こどもたち
)
の
毬唄
(
まりうた
)
にまで
持
(
も
)
て
囃
(
はや
)
されて、
知
(
し
)
るも
知
(
し
)
らぬも、
噂
(
うわさ
)
の
花
(
はな
)
は
咲
(
さ
)
き
放題
(
ほうだい
)
、かぎ
屋
(
や
)
のおせんならでは、
夜
(
よ
)
も
日
(
ひ
)
も
明
(
あ
)
けぬ
煩悩
(
ぼんのう
)
は、
血気盛
(
けっきざか
)
りの
若衆
(
わかしゅう
)
ばかりではないらしく
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
毬
漢検1級
部首:⽑
11画
唄
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“毬”で始まる語句
毬
毬栗
毬栗頭
毬彙
毬投
毬投場
毬代
毬杖
毬棒
毬使