“放題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうだい61.5%
はうだい38.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしまたそのほかにも荒廃こうはいきわめたあたりの景色に——伸び放題ほうだい伸びた庭芝にわしばや水の干上ひあがった古池に風情ふぜいの多いためもないわけではなかった。
悠々荘 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
図に乗って、また舌の動き放題ほうだいに、怖がらせをしゃべっていたが、お米に返辞がないので、こんどは少しやわらげて
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
案内者あんないしやがついてゐます。御串戲ごじやうだんばかり。……洲崎すさき土手どてあたつたつて、ひとふねせば上總澪かづさみをで、長崎ながさき函館はこだてわた放題はうだい
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「誰かゞ、あなたをも一度人間らしくして差上げるときですわ。」く長い伸び放題はうだいになつた頭髮を分けながら、私は云つた。