“出放題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でほうだい60.0%
ではうだい26.7%
ではうでえ6.7%
でほうでえ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これなどは、たかやまうへつめてうたつてゐるので、くちから出放題でほうだいつくつたものでは、けっして、かうはうまくゆきません。つぎのは
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
いや勿論もちろん、これには御主おんあるじ擁護おうごもあらうて。自分じぶんふことは、兎角とかく出放題ではうだいになる、胸一杯むねいつぱいよろこびがあるので、いつもくちからまかせを饒舌しやべる。
『いくら有やす。』と音作はのぞき込んで、『むゝ、出放題ではうでえあるは——』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「いくらありやす。出放題でほうでえあるわ。十八貫八百——」
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)